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CHECK 3 将来の年金額

将来の年金額は50歳未満と50歳以上の方で記入されている箇所や内容が異なります。

50歳未満の方の「将来の年金額」 ➡︎ ウラ面
F. これまでの加入実績に応じた年金額

50歳未満の方に届くねんきん定期便では、将来の年金額はウラ面の「これまでの加入実績に応じた年金額」欄に記載されています。

これまでの加入実績に応じた年金額:国民年金と厚生年金の加入実績に応じた年金額(年間でもらえる金額の合計)。

「あれ? 金額が少ない?」とお感じの方もいるかもしれませんが、 これはあくまで「ねんきん定期便の発行時点」での加入実績を基準にしたもので、今後の保険料納付次第で金額は増えていきます。図にすると、下記のようなイメージとなります。

将来の年金額のイメージ(50歳未満のねんきん定期便)

50歳未満の方が将来の年金見込み額を算出するためには、ねんきん定期便に記載されている「これまでの加入実績に応じた年金額」に、「これからの年金加入分」を加算する必要があります。「これからの年金加入分」は以下の方法でざっくりと計算することができます

例えば、これからの加入年数が15年で年収500万円の会社員の場合、

国民年金=2万円×15(年)
厚生年金=500万円×0.55%×15(年)

となります。つまりこれからの年金加入で増える合計見込み額は、

国民年金30万円+厚生年金41万2500円=71万2500円

という計算になります。さらに仮にこれまでの加入実績に応じた年金額が100万円とすれば、合計金額は

71万2500円+100万円
=171万2500円

というのがざっくりとした年金見込み額です。なお、これからの加入年数は、国民年金は60歳まで、厚生年金は70歳までの加入予定年数を計算します。このように自分で簡単に計算できるので、ぜひ一度チェックしてみましょう。

50歳以上の方の「将来の年金額」 ➡︎ ウラ面

50歳以上の方の将来の年金額は、ねんきん定期便のウラ面「老齢年金の種類と見込額(年額)」をみればひと目でわかります。

G.特別支給の老齢厚生年金:65歳より前から年金が受け取れる方は支給開始年齢と見込みの金額(年間でもらえる金額)。
H. 将来の年金見込み額:現在の加入条件のまま60歳まで継続して加入したものと仮定して計算された年金見込み額(年間でもらえる金額)

では、内容をみていきましょう。

G.特別支給の老齢厚生年金 と H.将来の年金見込み額

Gの「特別支給の老齢厚生年金」とは60歳から65歳になるまでの期間に、厚生年金の一部が受け取れる年金のことです。男性は1961年4月1日以前、女性は1966年4月1日以前に生まれた方で、要件を満たせばこれを受け取ることができます。

Hが将来受け取る年金の見込み額です。この見込み額は「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の合算の金額です。ただしここに記載されている金額は、下の図解のように「これまでと同じ条件で60歳まで年金制度に加入したと仮定」した金額です。

将来の年金額のイメージ(50歳以上のねんきん定期便)

なおここに記載されている年金見込み額は、会社を退職して厚生年金から国民年金に加入制度が変わったり、会社員のままでも収入が増減したりした場合は変動します。確定した金額ではないので、年金の種類や収入に変化があったら毎年必ずチェックしておきましょう