STEP3 記載内容をチェックする

実践編 ねんきん定期便をみてみる

ねんきん定期便が届いたら、以下の順に簡単にチェックしていきましょう。

CHECK 2 過去の年金加入歴

次に、「過去の年金加入歴」をみていきましょう。ここではひと目で受給資格期間をチェックできるほか、国民年金や厚生年金など年金制度別に加入実績を確認できます。

50歳未満の方の「過去の年金加入歴」➡︎ ウラ面

50歳以上の方の「過去の年金加入歴」➡︎ オモテ面とウラ面

50歳未満も50歳以上も共通なので、具体的にどこをチェックすればいいのか、項目別にみていきましょう。

C. これまでの保険料納付額(累計額)

C欄にはこれまでに支払った年金保険料が記載されています。厚生年金は個人負担分のみの記載となっています(会社負担は含まれない)。

D.これまでの年金加入期間

D欄には国民年金や厚生年金加入した期間が記載されています。国民年金は第1号被保険者または第3号被保険者など、被保険者の種別に加入月数が確認できます。厚生年金は「一般厚生年金」「公務員厚生年金」など職業別に加入月数をみることもできます。

E.受給資格期間

E欄には「受給資格期間」が記載されています。ここが120月以上なければ、老齢年金を受け取ることができません。必ずチェックしておきましょう。なお、すぐ隣の欄に「年金加入期間 合計」「合算対象期間」という欄がありますが、それぞれ以下のような違いがあります。

「年金加入期間 合計(未納月数の除く)」……国民年金、厚生年金、船員保険の加入合計月数です。
「合算対象期間等」……年金額には反映されませんが、受給資格期間に反映される合算対象期間です。国民年金に任意加入している期間のうち、保険料を納めていない期間の月数(任意加入未納月数)、国民年金の切替の届出(3号から1号)が遅れたことにより時効によって保険料を納めることができなくなった期間のうち、「特定期間該当届」を提出した期間の月数が合算対象期間として表示されています。
「受給資格期間」……「年金加入期間合計(未納月数を除く)」と「合算対象期間等」の合計月数です。