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CHECK 1 最近の加入状況

ねんきん定期便でまず確認したいのは直近1年間の納付状況などが確認できる「最近の月別状況」欄です。50歳未満も50歳以上も、下記のように確認箇所は同じです。

50歳未満の方の「最近の加入状況」➡︎ オモテ面

  • 国民年金の納付状況:国民年金保険料の納付や免除などの状況。
  • 厚生年金保険の納付状況:会社員や公務員の方は給与や賞与に応じて「標準報酬月額」「標準賞与額」が記載されている。

50歳以上の方の「最近の加入状況」➡︎ オモテ面

  • 国民年金の納付状況:国民年金保険料の納付や免除などの状況。
  • 厚生年金保険の納付状況:会社員や公務員の方は給与や賞与に応じて「標準報酬月額」「標準賞与額」が記載されている。

項目別に詳しくみていきましょう。

A.国民年金の納付状況

国民年金の納付状況が記載されています。「第1号」被保険者とは自営業者や学生、その他第2号被保険者(厚生年金や共済組合当に加入している人)以外の方を指します。「第3号」とは、会社員や公務員である第2号被保険者に扶養されている配偶者(原則年収130万円未満)の方を指します。厚生年金加入者(第2号被保険者)は空欄となります。

チェックの仕方はざっくり下記のようになります。

国民年金欄の納付状況の見方

第1号被保険者の方

  • 「納付済」 ➡︎ OK
  • 「未納」 ➡︎ 保険料を払っていないと将来の年金や万が一の保障が減るので、どうしても払えない時は役所に相談を!「免除」などを受けることもできます。
  • 「免除」 ➡︎ 保険料の一部が免除されている場合は、免除後の残余の保険料を納めている場合に限り納付済月数に含まれます。
  • 「学特」 ➡︎ 学生納付特例で年金に加入していた月です。特例期間中の保険料は、10年以内に払い込むと将来の年金が増えます。

第3号被保険者の方

  • 3号 ➡︎ OK
  • 会社員や公務員に扶養されている配偶者の方は、保険料を支払う必要がありません。「3号」と記載があればOK

納付状況次第で受給資格期間が変わる

○=入る △=一部入る ×=入らない

受給資格期間の対象になるか、また、年金額の計算対象になるかは「保険料を納付しているかしていないか」だけで変わるわけではありません。所得に応じて、保険料支払い猶予や免除を受けた場合は受給資格期間や年金額に反映されるケースもあります。上の表で確認しておきましょう。

B.厚生年金保険の納付状況

厚生年金は国民年金より制度が少し複雑なため、記載内容も多くなっています。加入区分のほか、会社員や公務員の方は給与や賞与に応じて「標準報酬月額」「標準賞与額」が記載されています。それぞれの見方は以下の通りです。

厚生年金欄の納付状況の見方

「加入区分」

厚生年金のなかには複数の種類があり、加入している制度によって記載が異なります。会社員の方は「厚年(厚生年金保険)」、公務員の方は「公共(公務員共済制度)」、私立学校の教職員の方は「私学(私立学校教職員共済制度)」と記載されています。

「標準報酬月額・標準賞与額」

社会保険料は、給与や賞与をランクづけすることによって金額が決定されます。そのランクづけされた金額が「標準報酬月額」や「標準賞与額」で、「標準報酬月額」は毎月の給与とほぼ同じ金額、「標準賞与額」は、ボーナスとほぼ同じ金額です。実際の数値と大きな乖離がないか確認しておきましょう。なお、厚生年金の等級は「標準報酬月額」は650千円、「標準賞与額」は1,500千円が上限となっています(2020年9月より標準報酬月額の上限等級は65万円に引き上げられました)。

「保険料納付額」

厚生年金の保険料は収入に応じて変化します。標準報酬月額や標準賞与額の変動があった場合は、ここの金額も変わっているかチェックしておきましょう。