意外と理解してない人が多い!? 学生納付特例について
土`川:「年金保険料できちんと納めなきゃいけないっていうことが、すごく大事なんだなっていうことは色々と教えていただいてるんですけど、年金加入ってそもそも何歳から?」
山中:「20歳ですよ~」
土`川:「20歳ですよね。20歳って働いてらっしゃる方もいるけれども、まあ今の日本の状況を考えると結構学生の方って多いんじゃないかなって思うんですよね!」
山中:「そうですよね。大学生って方ですよね?」
土`川:「そうそう。そうすると、バイトしてればって話なんでしょうけど、なかなか払うの大変だと思うんですけど・・」
山中:「そうなんですよ!国民年金保険料って約16,000円超あるので、なかなかの金額でやっぱこれをね、学生さんに負担させるのはちょっとやっぱりね忍びないじゃないですか。なので、ここでもやっぱり国のお助け制度があって、『学生納付特例』っていうのがあるんですね。」
山中:「以前お話した免除とはまたちょっと違っていて、学生納付特例っていうのは、学生さん、出世払いで良いよ!」
土`川:「へえー!!」
山中:「っていって待ってくれるんですよ!」
土`川:「出世しなかったら?(笑)」
山中:「ハハハ」
土`川:「出世というのは働くってことですよね!」
山中:「働くってことですね!」
土`川:「別に部長になるとか・・・」
山中:「いきなり部長になれないから!(笑)」
土`川:「ハハハ」
山中:「とりあえず自分で収入を得られるまでは待ってあげるよ!ってことなんです。で、待ってる間も、年金に加入していることにして認めてあげるから、万が一障害を負っても保険料は待ってあげてるけれども、年金加入しているから、障害年金も受けられるよ!」
土`川:「あー!!なるほど」
山中:「っていう、特典付きのものがあるんですね!ただ、やっぱり障害年金とか万が一に亡くなった時の遺族年金は、年金に加入してることに認めてあげるよっていうことで、受け取れるんですけど、例えば歳をとった時に、45年後、65歳からの老齢年金ってところには年金が加算されていかないんですよ。ずーっと40年学生をして納付特例をしてると、将来の年金は0になっちゃう。だからやっぱり、出世払いと話をしたけれども、収入が取れるようになったら、過去の学生の時の納付免除は払込をした方が良いです!」
土`川:「通常は2~3年ぐらいにってイメージですよね?まあ、大学院に行ったりとかなるともう少し・・・」
山中:「そうですね!そうそうそう」
土`川:「それは、遡って納めることもできる?」
山中:「できます!10年間の猶予期間があるんですね!だから、学校卒業してから10年間の間に払ったら良いんだけれども、終わって3年以上経ってしまうと、ちょっと超過料金ってのを払っちゃうから」
土`川:「そうか、結構大きいですよね」
山中:「なのでそこにね、一部みたいについてくるんですよ!」
土`川:「あ、そうなんですね!」
山中:「そう。だからそもそも大学の3年生の時の保険料プラスαの支払いをしなくちゃいけなくなっちゃうので、できればできるだけ早くに払った方がやっぱり良いです!」
土`川:「なるほど。例えば、学生の間だからということで、まあ変な話、親御さんがそれを負担してあげてもそれはいいんですか?」
山中:「良いんです!私も自分の娘が20歳になった時、どうしようかなって迷ったんです!で、やっぱり新卒でね、大学卒業して就職してもなかなか給料少ないし、じゃ過去3年分とか2年分払ってっていうのも大変かなって思って、うちは親が払うことにしました!親が払って親が社会保険料控除っていってね、払った分が所得税控除になるので、まぁそれを使ってチクチクと『負担しているんだからね』って」
土`川:「あはは!」
山中:「やっぱそういうふうにしてあげるのも1つの手!」
土`川:「そうしないと将来の受け取りのところでっていう、まあ不利益とは言わないけれど、結局その義務を果たしてない分がどこかでってところが・・」
山中:「そう。結局学生の納付特例って、結果出世払いしてない人が多いんですよ!払うものだと知らなかったとか、免除と混同しちゃっていて・・」
土`川:「ああ~」
山中:「それを考えると、学生納付特例、良い制度だけれども、ちょっと後々のことも考えた方が良いかなと思います!」
土`川:「免除とかと一緒で、学生納付特例という手続の申請をしないとダメ?」
山中:「そうです!だから20歳になった時の年金の説明書って来ますよね?あそこに入ってます!」
土`川:「それを忘れちゃうと、単なる未納になっちゃうんですね?」
山中:「そう!単なる未納になっちゃう。」
土`川:「ああ。それは危ないですね!!」
山中:「そ、危ない、危ない!」
土`川:「学生の皆さん、払えるんだったら払って、厳しいんだったら‥」
山中:「特例にするか、お父さん・お母さんにお願いするか」
土`川:「そうゆうことですね!」
山中:「はい!」
土`川:「わかりました!ありがとうございます!」